ルックイーストから発売されたリチウムイオン大容量バッテリー「Power Pond Pro LE-UBT40K」を購入しました。
薄型軽量ながら40800mAhという大容量。ノートパソコンの充電にも対応したモバイルバッテリー。
ノートパソコン対応の大容量バッテリーで頭に思い浮かぶのはやはりHyperJuice。真っ向から競合することになりそうな「Power Pond Pro」ですが、価格や携帯性といった点を含めて比較しました。
どんな製品か?
以下、プレスリリースからの抜粋。
製品の特徴
① ノートパソコンや防災用の予備バッテリーとして安心の40,800mAh 搭載
② 大手ノートパソコンメーカーに対応する12種類のコネクタ付属
③ スマホやタブレットの充電もできる 3 in 1 ケーブル付属
④ 最短8時間で満充電となる急速充電タイプ
⑤ 長期間の安定供給と少ない放電 パナソニック製リチウムイオン採用
⑥ 国内安全基準を満たすPSE認証取得
⑦ バッテリー残量、電源出力を確認できる 1.7インチ LEDモニター搭載
⑧ 3箇所の出力ポートによる3台同時接続が可能
⑨ レジャーや旅行にも持ち運べる、大容量でもわずか720gの軽量化を実現
HyperJuice 150Whとほぼ同じ容量ながら、価格29800円と実売価格で2万円ほど安い(HyperJuice 150Whは49800円)のは大きなアピールポイント。
更に、735gという重量と21mmという薄さは持ち運びにも適したサイズ。
開封の儀
バッテリー本体。ケースはプラスチック製です。カラーはブラックとホワイトの2色展開。今回はホワイトを購入しました。
バッテリー裏面。リチウムイオン電池は日本製ですが、製品そのものはMade in chinaでした。
付属品一式。バッテリー本体を充電するためのACアダプタ。ノートPCを充電するためのケーブルと12種類のコネクタ。スマフォ充電用の3 in 1 ケーブル(旧iPhoneコネクタ、Micro USBコネクタ、Mini USBコネクタ)。
ちなみに、変換コネクタは対応メーカーごとに、M1〜M12という名称で12種類が付属しています。
変換コネクタ対応表
型番 | 出力 | 対応メーカー | |
M1 | 15V | 東芝 | |
M2 | 16V | IBM、レノボ | |
M3 | 16V | ソニー、富士通 | |
M4 | 18.5V | HP(コンパック)、ASUS | |
M5 | 19V | エイサー、HP(コンパック)、富士通、ゲートウェイ、東芝、ライトオン | |
M6 | 19V | サムスン | |
M7 | 19V | エイサー、HP(コンパック)、富士通、ゲートウェイ、東芝、ライトオン | |
M8 | 19.5V | ソニー | |
M9 | 19.5V | デル | |
M10 | 20V | デル | |
M11 | 20V | IBM、レノボ | |
M12 | 18.5V | HP(コンパック) |
逆の側面にはUSBポート×2と、ノートPCを充電する際のケーブルソケット×1つ。USBはポートごとに5V、15Vと出力電圧が異なります。
電源を入れてみました。電源ボタンは緑色に、LCDディスプレイは青色に光ります。
LCDディスプレイにはUSBポート×2の出力状況と、バッテリー残量を表示。
HyperJuiceとの比較
「Power Pond Pro」と競合することになるであろうHyperJuice。スペック面を比較しました。
比較対象としたHyperJuiceは2つ。容量では「HyperJuice 150Wh」、価格では「HyperJuice2 100Wh」と競合することになるためこの2つをと比べるのがわかりやすいと思います。
スペック比較
Model | HyperJuice 150Wh | HyperJuice2 100Wh | Power Pond Pro LE-UBT40K |
---|---|---|---|
容量 | 150Wh / 41,000mAh | 100Wh / 27,000mAh | 150Wh / 40,800mAh |
バッテリー種別 | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン |
出力電圧 | 14.5~18.5V | 14.4~18.5V | 5V、15~21V |
安全対策 | 過充保護/過放電保護/回線遮断 | 不明(前モデルと同等?) | 過充電防止、 過放電防止、短絡充電保護回路 |
インジケータ表示 | 4つのインジケータLED | 有機EL液晶。1%単位でバッテリ残量表示 | 1.7インチLCD液晶。1%単位でバッテリ残量表示 |
サイズ | 226×125×21 mm | 204×123×24 mm | 230×95×21 mm |
重量 | 1090g | 730g | 735g |
充電時間 | 3.5~4時間 | 3~4時間 | 8時間 |
充放電回数 | 不明(約1000回?) | 約1000回 | 約500回 |
実売価格 | 49800円 | 29800円 | 29800円 |
「Power Pond Pro」はバッテリー容量は150Whで29800円。同じバッテリー容量を持つ「HyperJuice 150Wh」の価格は49800円。「Power Pond Pro」は価格・容量ともにHyperJuice製品に比べ優位であると言えます。
また「Power Pond Pro」の重量は735g。「HyperJuice2 100Wh」の重量とほぼ同じであり、携帯性も兼ね備えています。HyperJuiceと比べデメリットとなる点は、”充電時間の長さ”と”充放電回数”でしょうか。充電時間はHyperJuice製品に比べ約2倍。逆に充放電回数は1/2となり製品の耐久性はHyperJuiceに分があります。
手元にHyperJuiceの100Whモデルがあったので簡単に大きさを比較しました。全体の外観はこちら。「Power Pond Pro」の細さが目立ちます。
重ねてみました。「Power Pond Pro」は長くてスッキリ、逆に「HyperJuice 100Wh」はずんぐりむっくりの印象。
MacBook Pro Retinaも充電可能
「Power Pond Pro」はノートPCへの充電にも対応。ということで、MacBook Pro Retinaに充電してみることに。
ちなみに、現行AppleノートPCのバッテリー容量と「Power Pond Pro」のバッテリー容量の比較はこちら。Macbook Pro Retinaの15インチモデルであれば理論上、「Power Pond Pro」で1.57回充電することが可能です。
Model | Macbook Air 11インチ |
Macbook Air 13インチ |
Macbook Pro Retina 13インチ |
Macbook Pro Retina 15インチ |
---|---|---|---|---|
バッテリー 容量 |
35Wh | 50Wh | 74Wh | 95Wh | 理論値 | 4.28倍 | 3.00倍 | 2.02倍 | 1.57倍 |
ノートPC充電用のコネクタは12種類付属していますが、MacBook Pro Retinaに充電する際はM2(対応メーカー:IBM、レノボ)というコネクタを使用します。
MacBook Proに充電するには、付属のM2充電コネクタをMac用のMagSafe2コネクタに変換する必要があります。具体的には、以下の変換アダプタを準備する必要があり、
変換アダプタの詳細は以前の記事を参考にしてください↓↓↓。
HpyerJuiceからMacbook Pro Retinaに充電する方法
M2充電コネクタをMagSafe2変換アダプタにつなげます。
「Power Pond Pro」に接続して、これで準備完了です。
MacBook Pro RetinaのMacSafe2コネクタに接続。
まとめ
「HyperJuice 150Wh」に匹敵する大容量ながら実売29800円と、約2万円も割安。かつ重量・サイズは「HyperJuice2 100Wh」に匹敵するコンパクトさ。ノートPC×1、USB×2で3台同時に充電できるなど、基本機能もしっかりおさえており、HyperJuiceのかなり手強いライバルが登場したという印象です。
HyperJuiceより2万円安い。40800mAhの超大容量モバイルバッテリー「Power Pond Pro LE-UBT40K」を購入 は 1-QLICK の記事です。